中判カメラは120フィルム、220フィルムを使用する写真機の総称である。一般的に使われているカメラに比べ、サイズも大きく重いが、画質がよいためプロ等が利用する。中判カメラは、大型カメラが持ち出せない場所、山岳地帯などで高画質を求める場合に市場が存在した。しかし、デジタルカメラ全盛の現代において、中判カメラが注目されている。中古の中判カメラが安く入手できるようになったことと、趣味としての高画質写真が見直されている。
高画質で撮影したカラーネガフィルムを現像してデータ化すれば、すぐにWEBに公開することも出来る。中判カメラの老舗であるエルモ社は1938年より、カメラを製造してきた。しかし、1955年に10代目となるエルモフレックスVMを最後に製造を中止したが、前述のとおり中判カメラが見直されてきており、中古市場でもエルモ社の製品が流通するようになった。エルモ社の製品は50年以上経過しているため、状態も良いエルモ社の中判カメラは高額で取引される傾向にある。