写真撮影のコツは、独自性を盛り込みつつ、シンプルさを打ち出すことです。そのためには、幾つかの具体的な指針があります。
まず、コツの第1条ですが、テーマを漠然とさせず、絞り込むことが大切です。
テーマを特徴のあるものに絞り込めば、写し込む被写体も絞り込まざるを得なくなり、余計なものをフレームの外に追い出したり、被写界深度を浅くして余計なものをぼかすことになります。
こうすることで、撮影者が何に注目して表現しようとしているのかがはっきりします。
色々なものが雑然と写り込んでいて何を伝えたいのか分からない漠然たる画像では、何も伝わりません。
この世には無数のものがありますが、その中で「これだ」と思う特別なものを厳選して伝えなければ、自分独自のメッセージになりません。
次に、コツの第2条ですが、シンプルな構図を選ぶことです。雑然とした複雑すぎる構図だと、ひと目で構図的な印象を鑑賞者に与えることができません。 一瞬で構図的印象を鑑賞者に与えるには、構図を単純化するしかありません。 それも、できるだけ印象強い構図が望まれます。 幾何学図形構図としては、円形構図や三角形構図や渦巻き構図などがあり、画面を分割する構図としては、水平線分割構図や対角線分割構図や自由分割構図などがあります。
次に、コツの第3条ですが、基調色を決めて色彩を統一感のあるものにするか、2色の対比によって印象深い色彩配置にします。例えば、寒色系で統一したり、暖色家で統一したりするわけです。
2色の扱いとしては、反対色を対比的に扱う手法もあります。
色彩も、写真の全体的印象を一瞬で決めるものですから、軽視することができません。
正確に言えば、構図を読み取るには多少の時間が必要ですが、色彩で受ける印象は文字通りの一瞬です。
その意味で、構図よりも色彩の方が重要だと言えるかも知れません。
以上の通り、撮影のコツとしては、重要なことは3つしかありません。
テーマをシンプルにし、構図をシンプルにし、色彩をシンプルにすることが撮影時のコツであり注意事項ですが、シンプルであることは、簡単なことであると同時に洗練させる必要もあり、その意味で難しいとも言えます。撮影での場数を増やし、熟達することも必要でしょう。
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