ニコンD2Xsは、ニコン社が発売していたデジタル一眼レフカメラです。ニコン社のD一桁シリーズは報道カメラマン等のプロユースモデルであり、同社のフラッグシップモデルです。1999年のD1発売から始まりモデルチェンジを重ねてより高性能化と改良が加えられています。D2Xsは、2003年に発売されたD2Hの光学素子をニコン独自のLBCASTからソニー製CMOSに変更するなど改良を加えて2005年に発売されたD2Xのマイナーチェンジモデルとして2006年に発売されました。
D2Xsは、D2Xに比べバッテリー容量が1900mAhから2500mAhに3割ほど増えており、そのためより長時間の撮影が可能となっています。また、液晶モニターがより広視野角のものが採用されて見易くなり、クロップ高速モード時のファインダー表示が見易くなるなどの改良が施されています。2007年にD2Xsはアメリカ宇宙局によりスペースシャトルでの撮影用カメラとして採用され、スペースシャトルや国際宇宙ステーション内部の活動記録撮影に使用されました。