ニコンのD2Xは、2005年に発売されたニコン社のプロ用デジタル一眼レフカメラです。従来のニコンD一桁シリーズ同様に報道カメラマン等の過酷な撮影環境で確実に動作することを目標に開発されており、マグネシウム合金性の堅牢なボディ、雨や埃に強い防塵防滴構造を採用し優れた耐久性を誇ります。D2Xは2003年に発売されたD2Hの改良モデルです。より高解像度の光学素子と新開発の画像処理エンジンを搭載することで高画質を追求したモデルとなっています。
D2Hではニコン社独自開発のLBCASTと呼ばれる光学素子を搭載していましたが、D2Xではこれを有効画素数1240万画素のCMOSに変更しています。また、D2Xにはクロップ高速モードと呼ばれる光学素子の中央680万画素を使って秒間8コマの高速連写を行うことも可能となっています。ISOモードやホワイトバランス等の操作を行うボタン配置にはD2Hから変更がなく、同モデルのユーザーでも迷わずに操作できるように配慮されています。