今やデジタルカメラの時代であり、フィルムカメラの時代のように、フィルム代と現像代とで多額の金額を支払う必要がなくなりました。
一つの被写体に対し、フレーミングやアングルや撮影条件を変えて、何通りもの構図で撮影できるようになりました。
一瞬の出来事を1回きりの撮影チャンスで写さねばならない状況も確かにありますが、多くの場合、少しづつ違う構図を何通りも写せるのです。
このデジタルカメラの長所を徹底的に利用しない手はありません。このことをコツと言うのも変ではありますが、実質的にコツと言っても良いのではないでしょうか。
これは、心構えや行動スタイルにおけるコツであり、構図などの芸術的または技術的なコツではありません。
では、芸術的な面あるいは技術的な面におけるコツとなると、どんなものがあるでしょうか。
一言で言えば、平凡さや陳腐さを排除し斬新性や独創性を盛り込むことが芸術性につながり、印象的な構図をキッチリと設計的に組み立てることが技術性につながります。
しかし、撮影時には、幾つかのアイデアが複数思い浮かぶものであって、その場では、思いつく構図を全部試してみるのが得策になります。後で最良の構図を1枚選べば良いのです。
撮影現場で構図を考える場合、基礎的条件として立脚点(撮影位置)や着眼点(被写体の特徴部分)を考え、絵作りとしてフレーミングやアングルを考え、
レンズ操作としては被写界深度やピント位置を熟慮し、色彩配置や明暗配置などをも考慮しつつ、シンプルな図形で表わし得る構図にします。
構図それ自体は、絵画の理論として古くからあり、絵の要素を少数のマッス(塊)として捉え、円や三角や四角の組み合わせで考えます。
構図は、シンプルに徹するべきで、ひと目見た瞬間にマッスを認識でき、そのマッスの図形的形状が何らかの強い印象を与えるものが望まれます。
どっしりとした印象を与えるマッス、のどかな印象を与えるマッス、緊張感を与えるマッス、不安定感を与えるマッス、その他様々なマッスがあるわけで、
写真を通じて伝えようとするメッセージにふさわしいマッスで成り立つ構図にする必要があります。
撮影現場では、時間を掛けて構図を考えている余裕がないので、瞬間的に思いつく構図を次々と試してみるのが、現実的に取り得る唯一の手段となります。
いかがでしたでしょうか。若い世代から年配まで幅広く親しまれるカメラ。
うまく撮影するコツを勉強することも大事ですがなにより「撮影を楽しむ」ことが一番です!
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