中判カメラメーカーで有名な会社が生産した有名なカメラがアルパです。アルパは時計の部品メーカーであるピニオンによって手がけれられた製品で、当時はボルカを原型にして1944年から生産を開始しています。アルパは、初期の頃はアメリカ代理店を経由して日本に輸入されていて、1970年代には日本に代理店が設立され購入することができました。1990年代後半になるとアルパを生産していたピオニンは本業である精密部品・歯車生産に戻り、1996年にアルパの商標はカパウル&ヴェバーに渡ります。
アルマの商標を獲得したカパウル&ヴェバーは、中判カメラの製造を開始しています。この中判カメラの特徴はプロからハイアマチュアまでが使用していることにあり、その理由として、画質が良いことにあります。中判カメラで使用するフィルムは35mmフィルムが普及する以前の60mmのロールフィルムなのですが、プリントをした際の美しさが際立っていることが特徴となります。特に中判カメラの最小である6x4.5判であっても35mmと比較すると2.7倍まで引き伸ばすことが可能になっています。